「導入はしたものの、企画時の想定通りにうまく機能していない」「事業の変化に追従できていない」——。そんな声を聞くことも少なくないSalesforce。Darsanaでは2022年11月に、最悪の事態に陥らないためのSalesforceのつくりなおし方をテーマとするイベントを開催しました。
本記事では、イベント前半でSalesforceのリカバリー事例の講演を行ったユークリッド 佐伯葉介氏と、Salesforceの運用を長年手がけてきたAnityAの祖川慎二氏、企業のシステム設計で実績があるAnityA 中野仁氏の鼎談の模様を動画でご紹介します。
動画インデックス
・ユークリッド 佐伯氏×AnityA 祖川氏×AnityA 中野仁鼎談「Salesforceの運用が上手くいかなくなる状態の根底にあるのは何か〜失敗事例に学ぶリファクタリング戦略」
- 「システム間と部署間での連携」の難しさ【00:02:57】
- 中堅規模企業の販売管理、どうすればいい?【00:10:35】
- どうする、「マスタ情報の迷子」問題【00:17:26】
- データの分散を解決するために【00:22:56】
- 大規模プロジェクト、おすすめの手順は【00:31:01】
- 「とりあえず入れてしまった」パターンの解決法【00:35:13】
登壇者プロフィール
ユークリッド代表取締役 佐伯葉介氏
SCSKにてSalesforce再販/サポート部隊の責任者として日本No.1サポート/CSチームの構築、フレクトにて、先端技術であるIoT部隊の責任者、Heroku No.1チーム、日本初IoT AppExchangeの立ち上げ、セールスフォース・ジャパンにて、中小企業セグメント向け技術営業として主要製品の販売成績トップ。 その後、中小SIerの経営を経て、エコシステム全体の課題解決に取り組むため、2020年1月にリゾルバを創業、経営チームを組織し2022年6月に社長を退任すると共にユークリッドを創業。
AnityA 祖川慎治氏
2005年、日立製作所に入社。コンサルを経験した後、SIerに転職。クラウド系サービスの開発、PM、プリセールス等を手掛ける。2014年に大手人材系企業に入社。全社の業務改善を担うBPR部署を立ち上げ、責任者として社内IT戦略の立案から実行、定着化を担当。5年で300名から1400名になる会社の成長を支えた。その後PMIなどを経験し、現在グループ全体の業務の再構築を実施中。事業成長を目的とした仕組みづくりをミッションとしている。
株式会社 AnityA(アニティア) 代表取締役 中野仁
国内・外資ベンダーのエンジニアを経て事業会社の情報システム部門へ転職。メーカー、Webサービス企業でシステム部門の立ち上げやシステム刷新に関わる。2015年から海外を含む基幹システムを刷新する「5並列プロジェクト」を率い、1年半でシステム基盤をシンプルに構築し直すプロジェクトを敢行した。2019年10月からラクスルに移籍。また、2018年にはITコンサル会社AnityAを立ち上げ、代表取締役としてシステム企画、導入についてのコンサルティングを中心に活動している。システムに限らない企業の本質的な変化を実現することが信条。
Salesforceのつくりなおしで後悔しないために 失敗事例に学ぶリファクタリング戦略
- #05 信頼できるSalesforce開発ベンダーの見極め方は? ライセンス価格交渉の有利な進め方は? 11の質問に対する元Salesforce中の人の回答とは【動画あり】
- #04 Salesforceの運用がうまくいかなくなる状態の根底に何があるのか【動画あり】
- #03 なぜ、Salesforceの運用が立ちいかなくなるのか——運用失敗のリカバリー事例を検証する【動画あり】
- #02 大規模なSalesforceリファクタリングプロジェクト、進め方や手順のコツは?——元Salesforce中の人に聞いてみた
- #01 Salesforceのリカバリーで「最悪の事態」に陥らないために——元Salesforce中の人に聞く、運用者が知っておきたいリカバリーの3パターン