【動画】ビジネスとIT、経営をつなげていくためにITリーダーがすべきこととは──IIBAの寺嶋一郎氏に聞く


 DX時代のリーダーには「経営、事業、技術」を理解することと、この3つの視点から事業を俯瞰して分析する能力が欠かせない。しかし、どこからどうやって学べばいいのか──。

 そんな悩めるITリーダーのための教養講座としてDarsanaが展開するイベントシリーズ「八咫烏(やたがらす)リーダーへの道」。第1弾はITリーダーがビジネス感覚を身につけるために役立つ『ビジネスアナリシス』とは何かと題したイベントを実施しました。

 前編に続くイベントレポートの後編では、IIBA(International Institute of Business Analysis)日本支部代表理事の寺嶋一郎氏とAnityA 中野仁氏の対談の模様と、イベント参加者から寄せられた質問への回答を動画でお届けします。

動画インデックス

IIBA 寺嶋一郎氏×AnityA 中野仁氏対談

 -【00:00:39】何でも内製した時代 
 -【00:02:33】大事なのはエンタープライズアーキテクチャを「ブレないように」設計すること
 -【00:04:03】組織形態が複雑化する中、ITリーダーに求められる素養は
 -【00:15:14】なぜ日本にビジネス・アナリストがいないのか
 -【00:24:16】ビジネスとIT、経営をつなげていくためにITリーダーがすべきこと
 -【00:30:00】エンジニア自身が自分たちの仕事の価値を考えるべき理由

Q&A

 -Q1【00:36:16】
ビジネス側からDXに向けた新たなニーズが出てこない時、CIOにできることはありますか?

 -Q2【00:39:04】
IT投資を経営に決断させるにはどうしたらいいのでしょうか? 

 -Q3【00:41:08】
中小企業で、BABOKを効果的に使っているケースはありますか?

 -Q4【00:42:58】
日本にビジネスプロセスアーキテクトはどれくらいいるのですか?

 -Q5【00:44:38】
エンタープライス企業において、BAは統括の1チームがいればDXが進むのでしょうか?それとも各事業にBAが配置される方がDXが進みますか?

 -Q6【00:46:04】
BAは最終的には個人の能力や経験に依存すると思うのですが、うまく育成する方法はありますか?

 -Q7【00:49:23】
経営が分かる人間がITの知識を得るべきか、ITが分かる人間が経営の知識を得るべきか?アプローチとしてはどちらの成功例が多いと感じますか?

登壇者プロフィール

TERRANET代表 IIBA日本支部代表理事 寺嶋一郎

 1979年に積水化学工業入社。製造現場の制御システム、生産管理システム構築などに従事。1985年マサチューセッツ工科大学留学を経て、人工知能ビジネスを目指した社内ベンチャー、アイザック設立に参画。2000年に積水化学 情報システム部長に就任、IT部門の構造改革やIT基盤の標準化などに取り組む。2016年に定年退職し、IIBA(International Institute of Business Analysis)日本支部代表理事、BSIA事務局長、PCNW幹事長などを通じて日本企業のIT部門を支援する活動を行っている。

株式会社 AnityA(アニティア) 代表取締役 中野仁

国内・外資ベンダーのエンジニアを経て事業会社の情報システム部門へ転職。メーカー、Webサービス企業でシステム部門の立ち上げやシステム刷新に関わる。2015年から海外を含む基幹システムを刷新する「5並列プロジェクト」を率い、1年半でシステム基盤をシンプルに構築し直すプロジェクトを敢行した。2019年10月からラクスルに移籍。また、2018年にはITコンサル会社AnityAを立ち上げ、代表取締役としてシステム企画、導入についてのコンサルティングを中心に活動している。システムに限らない企業の本質的な変化を実現することが信条。

イベント企画

後藤祥子記事一覧

ITmediaエンタープライズの担当編集長を経て独立。現在はエンタープライズITの変革者に伴走するメディア「Darsana」の編集長として、変革者へのインタビュー、イベント企画、コミュニティ運営を手掛けている。ITとビジネスをつなぐ役割を担っているCIO、IT部門長へのインタビュー多数。モットーは、「変化の時代に正しい選択をするのに役立つ情報を発信すること」

関連記事