サイボウズのノーコード活用の“ここ”が知りたい 来場者の質問に対する回答は?【動画】


 企業が大きな関心を寄せているローコード、ノーコードツール。このツールを開発しているプラットフォーマーは、自社の中でどこまで使い倒しているのか——。


 本イベントでは、「kintone」を提供するサイボウズが、社内でノーコードツールをどこまで活用しているのかを探ります。


 ノーコードツールを活用した市民開発は、現場のITスキル底上げや外部ベンダー依存からの脱却などの効果がある一方、ガバナンスや活用の動機付けなど、多くの壁にぶつかる企業が少なくないのも事実です。


 こうした課題を、kintoneの開発元であるサイボウズの情報システム部門はどう乗り超えているのか——。本イベントでは、サイボウズで情報システム部門の本部長を務める鈴木秀一が、IT施策の歴史から文化、現在のシステムアーキテクチャ、サイボウズ流の市民開発手法までを語り尽くします。


 本記事の動画では、イベント参加者の方々から寄せられた質問に、サイボウズ執行役員 情報システム本部 本部長 鈴木秀一氏と同社システムコンサルティング本部 副本部長の萩澤佑樹氏、AnityA代表取締役の中野仁氏が回答する模様をご覧いただけます。

動画インデックス

・Q&A
 -Q1:市民開発においては、ユーザーが業務課題に対する改善意識があるかどうかがポイントになるかと思います。サイボウズでは、業務課題発掘系の教育やチェンジマネジメント的なことをやっているのでしょうか。【00:00:13】

 -Q2:kintoneを業務で使うにあたり「この領域、用途は禁止」といったものはありますか? 例えばJ-SOX対応が求められる領域はアプリの変更管理手順が厳格なので、kintoneは不向きなのではないかと思います。【00:06:26】

 -Q3:例えば社員マスタだと、人事システムのようなものがkintoneとは別にあって、そことデータ連携してkintoneに社員マスタをつくるような仕組みですか?それともkintoneそのものがサイボウズの基幹DBなのでしょうか。【00:09:19】

 -Q4:市民開発の話を聞くと、どうしても「誰もメンテできないExcel VBA」を思い出してしまうのですが、kintoneの市民開発でも同じようになったりしないのでしょうか?また、そうならないように何か工夫などしているのでしょうか?【00:10:37】

 -Q5:エバンジェリストを育てると、「kintoneは〇〇さんがやってくれるから、私はいいや」みたいな格差が発生して困っています(頼れる人がいる安心感、というより餅は餅屋の思想)。RPA等のITソリューション含め、実際のところはどうでしょうか。【00:13:31】

 -Q6:サイボウズはDXに資する製品を提供している会社なので、きっとDXモンスターみたいな人ばかりなんだろうなと思っていたら、実際は新しいツールになかなか手を出さないとか、情シスによる伴走活動が行われるなど、普通の会社なんだなというところが意外で、親近感がわきました。【00:16:19】

 -Q7:Kintoneの市民開発アプリが増えたときの、アプリの統制とデータ統制(利活用目的とそうじゃないもの)について対策を教えていただきたいです。【00:17:46】

 -Q8:登壇者への質問ではないですが、、情シス向けのイベントに参加サれる方はプライバシーフィルターはつけないのでしょうか?【00:20:48】

 -Q9:業務改善専任情シスは元々情シスの方ですか?それとも業務部門出身の方ですか?【00:21:32】

 -Q10:「担当者がいなくなると保守が情シスに回ってくる問題」に対して、何か対策はありますか?【00:26:15】

登壇者プロフィール

サイボウズ株式会社 執行役員 情報システム本部 本部長 鈴木秀一

2005年にサイボウズに新卒入社。入社後は、社内サーバーやネットワークの設計・構築・運用を担当しつつ、リモートサービス、サイボウズLive、cybozu.comのクラウドサービスのインフラ運用にも携わる。2014年からは情報システム専任となり、社内システム基盤の刷新、電話・ビデオ会議システムの更新、東京・大阪・松山のオフィス移転、ゼロトラストアーキテクチャの導入など、多岐にわたるプロジェクトを推進。また、社内業務のシステム化や自動化を支援する専門組織の立ち上げも行う。現在は、「いつでも、どこでも、誰とでも」最高に働ける社内IT環境の提供に向けて活動中。

サイボウズ株式会社 システムコンサルティング本部 副本部長 萩澤佑樹

2008年サイボウズ株式会社に入社。以降、セールスエンジニアとして、サイボウズの製品やクラウドサービスに関する技術支援を担当。2014年にUターンで地元大阪に戻り、現在は大企業向けユーザー会kintone Enterprise Circleの運営などに従事。

株式会社 AnityA(アニティア) 代表取締役 中野仁

国内・外資ベンダーのエンジニアを経て事業会社の情報システム部門へ転職。メーカー、Webサービス企業でシステム部門の立ち上げやシステム刷新に関わる。2015年から海外を含む基幹システムを刷新する「5並列プロジェクト」を率い、1年半でシステム基盤をシンプルに構築し直すプロジェクトを敢行した。2019年10月からラクスルに移籍。また、2018年にはITコンサル会社AnityAを立ち上げ、代表取締役としてシステム企画、導入についてのコンサルティングを中心に活動している。システムに限らない企業の本質的な変化を実現することが信条。

関連記事

関連リンク

サイボウズ
AnityA(アニティア)