企業の成長のボトルネックとなっている課題を見つけ、部門横断で解決に取り組む──。これがリーダーの果たすべき役割ですが、こうした取り組みを進めていくためには、経営陣や他部門のリーダー(ステークホルダー)とのコミュニケーションが欠かせません。
相手の立場を理解しながらITによる課題解決を推進していくためには、ものごとを「俯瞰してみる目」と、他部門を巻き込むための「説得力のあるロジックと言葉」、最善の解決策を講じるための「IT知識」、ビジネスの文脈でITを使った課題解決の方法を語るための「ビジネスの知識」が不可欠です。
さらに、そもそも、「なぜ今、日本企業は変わらなければならないのか」「失われた30年がなぜ、いまだに続いているのか」を説明するための「言葉」を持たずして、DXを語るのは困難です。
しかし、現場のリーダーはマネジメントや会議に忙しく、「学びの時間を作るのが難しい」という人も少なくありません。こうした状況下で、膨大な情報の中から変革に必要な知識を選びとり、確実に身につけるためにはどうしたらいいのでしょうか。
本記事では、AnityAが2022年3月10日に開催したイベント「DX時代のITリーダーに欠かせないIT知識と教養とは何か──経営陣を納得させる『言葉』を持つ方法」の模様を動画でご紹介します。
本動画では、長年に渡ってSIerや企業のIT部門に「エンタープライズITの基礎知識」を教えるとともに、IT部門がビジネス部門を説得するために必要な「知識」や「言葉」を書籍やブログで発信している、ネットコマース 斎藤昌義氏のプレゼンテーションの模様を動画でご覧いただけます。
なお、斎藤氏がプレゼンテーションの中で参考資料として紹介している動画(5分55秒で「この動画をご覧ください」と紹介している動画)は、以下からご覧ください。
動画インデックス
・ネットコマース 斎藤昌義氏のプレゼンテーション「DX時代のリーダーが身につけるべきIT知識と教養」
-【00:05:56】なぜ自動車メーカーが「自動車を売らない」ビジネスをはじめるのか?
-【00:13:54】基本的知識「UI/UXとは何か」
-【00:17:42】ビジネスの主役が、モノからコトへ
-【00:23:33】デジタルな業務基盤と働き方とは
-【00:25:49】デジタル化とは何か、できることと目指すこと
-【00:28:49】デジタイゼーションとデジタライゼーションとは
-【00:33:06】デジタル化がもたらすレイヤ構造化と抽象化(カレーで例えるとわかりやすい)
-【00:40:57】イノベーションとデジタルは相性が良い
-【00:43:48】ITとデジタルの関係と2つのビジネス領域
-【00:45:19】競争環境の変化「VUCA」とは何か
-【00:50:24】DXの定義とITの教養
-【00:59:04】DXの目指すべきゴール
-【01:05:54】求められる技術力の転換
-【01:12:02】DX戦略の位置付けと考え方とは
-【01:18:46】何から始めればいいのか?
登壇者プロフィール
ネットコマース代表取締役 斎藤昌義
ネットコマース株式会社 代表取締役。1982年、日本アイ・ビー・エム入社。 生産系、販売系、工場の工程管理などのコンサルティング営業に従事、マーケティング部門にて新規事業開発を担当。1995年、日本アイ・ビー・エム株式会社を退職し、ネットコマース株式会社を設立し現職に就任。 著書は「【図解】コレ1枚でわかる最新ITトレンド」「未来を味方にする技術 ~新しいビジネスを創り出すITの基礎の基礎」