コロナ禍を契機に、企業の間で「DXを推進しよう」という機運が高まっています。
諸外国に比べてDXの推進で遅れをとっている日本が変わるための大きなチャンスですが、経営陣やプロジェクトに関わるメンバーやが「DXの本質」を理解していなかったり、変革に伴って起こる「組織のコンフリクト」に対応する覚悟がなかったり──といったことから、順調に進んでいる企業が多いとはいえないのが実情です。
こうした厳しい改革の現場で、ITリーダーはどう動くべきなのでしょうか。自身にも、関わる人にも、企業にもメリットをもたらす「三方よし」の「状態に持って行くためにできることは何なのでしょうか──。
本記事では、AnityAが2022年4月6日に開催したイベント「荒ぶる『勘違いDX四天王』を前にITリーダーはどう動くべきか 『カイゼン・ジャーニー』の著者と考える」の模様を動画でご紹介します。
前編では、著書「カイゼン・ジャーニー 」「デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー」で知られ、これまで数々のDXプロジェクトを支援してきたレッドジャーニー代表 市谷聡啓氏のプレゼンテーションをご覧いただけます。
動画インデックス
・レッドジャーニー 市谷聡啓氏のプレゼンテーション「デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー 組織のデジタル化から、分断を乗り越えて組織変革にたどりつくまで」
-【00:04:05】日本のDXはどうなっているのか?
-【00:05:44】組織に何が不足しているのか?〜探索と適応〜
-【00:12:02】肝心の実行体制や方法がない「屏風のトラDX」とは
-【00:13:08】成果に乏しい「裸の王様DX」とは
-【00:13:57】現場が疲弊している「大本営発表DX」とは
-【00:15:53】終わりない疲弊が続く「眉間に皺寄せてやるDX」とは
-【00:18:30】段階が必要!DXの4つの段階設計
-【00:21:55】垂直上の分断と水平上の分断を乗り越える方法
-【00:27:36】アジャイルの構造「アジャイル・ハウス」について
-【00:31:50】組織アジャイルに向かうにあたって最も大切なこと
登壇者プロフィール
レッドジャーニー代表 市谷聡啓
大学卒業後、プログラマーとしてキャリアをスタートする。国内大手SIerでのプロジェクトマネジメント、大規模インターネットサービスのプロデューサーやアジャイル開発の実践を経て独立。現在は日本のデジタルトランスフォーメーションを推進するレッドジャーニーの代表として、大企業や国、地方企業のDX支援に取り組む。新規事業の創出や組織変革などに伴走し、ともにつくり、課題を乗り越え続けている。訳書に「リーン開発の現場」、おもな著書に「カイゼン・ジャーニー」「正しいものを正しくつくる」「チーム・ジャーニー」「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」、新著に「デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー」がある。