2018年9月に経済産業省がリリースした「2025年の崖レポート」(「DXレポート ~ITシステム『2025年の崖』克服とDXの本格的な展開~」)。IT業界を中心に大きな話題となったこのレポートですが、「内容が誤解されている面がある」と指摘するのが、武闘派CIOとして知られるCIO Lounge友岡賢二氏です。
2025年の崖レポートは、どのように誤った読み方をされており、本来、経済産業省が伝えようとしているのは何だったのでしょうか──。動画の前編では、友岡氏に正しい読み解き方と、正しい理解に基づくDXの進め方を聞きました。
動画インデックス
友岡氏プレゼンテーション:2025年の崖レポートの誤解と真実
-DXレポートはどのように誤解されているのか【00:01:07】
-フジテックが推進しているDXとは【00:04:40】
-「DXレポート2」の内容は、どのように変わったのか【00:07:22】
-今後10年でビジネスとITを取り巻く環境は何が変わり、何が変わらないのか【00:10:26】
-顧客ニーズをどのように満たせばいいのか【00:12:17】
-DXに欠かせない「デジタルツインモデル」とは【00:15:08】
-不確実な時代に必要な「両利きの経営」とは【00:17:08】
-DXをめぐる議論は、ERPブームにおけるBPRをめぐる議論の再燃【00:19:40】
CIO Loungeの友岡氏とAnityA中野の対談
-プレゼンテーションの振り返り【00:21:00】
-DXを考える際のファーストステップ【00:24:28】
-IT部門がビジネスに関心を持つべき理由【00:31:15】
-DXに取り組むことは、ビジネスモデルを作ることと同義【00:40:05】
-DXレポート2はDXを推進する人の武器になる【00:40:48】
-日本でDXが進まない理由と対策【00:44:44】
ビジネス課題をITで解決するために
-グランドデザインを描くための観点とは【00:47:30】
-どうやってステークホルダーに理解してもらうか【01:11:13】
登壇者プロフィール
NPO法人 CIO Lounge 友岡賢二
企業のDXを加速するため関西の製造業現役CIOやOBが集まって結成したCIO Loungeメンバー。悩みを抱える企業に寄り添い無償ボランティアでコンサルティングを実践中。本業では製造業のCIO/CDOとして、コミュニティでは「武闘派CIO」として多方面で活躍。
株式会社 AnityA(アニティア) 代表取締役 中野仁
国内・外資ベンダーのエンジニアを経て事業会社の情報システム部門へ転職。メーカー、Webサービス企業でシステム部門の立ち上げやシステム刷新に関わる。2015年から海外を含む基幹システムを刷新する「5並列プロジェクト」を率い、1年半でシステム基盤をシンプルに構築し直すプロジェクトを敢行した。2019年10月からラクスルに移籍。また、2018年にはITコンサル会社AnityAを立ち上げ、代表取締役としてシステム企画、導入についてのコンサルティングを中心に活動している。システムに限らない企業の本質的な変化を実現することが信条。