掛け声ばかりが勇ましいDXブームの中、現場の現実が見えてきた。成果に乏しい「裸の王様DX」、現場が疲弊している「大本営発表DX」、終わりない疲弊が続く「眉間に皺寄せてやるDX」、実行体制や方法がない「屏風のトラDX」……。このような“難しいDX現場”で、ITリーダーはどう振る舞えばいいのか──。
本記事では、AnityAが2022年4月6日に開催したイベント「荒ぶる『勘違いDX四天王』を前にITリーダーはどう動くべきか 『カイゼン・ジャーニー』の著者と考える」の模様を動画でご紹介します。
中編では、著書「カイゼン・ジャーニー 」「デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー」で知られ、これまで数々のDXプロジェクトを支援してきたレッドジャーニー代表 市谷聡啓氏と、株式会社AnityA(アニティア)代表取締役社長の中野仁の対談の模様を動画でご紹介します。
動画インデックス
・レッドジャーニー 市谷聡啓氏×AnityA 中野仁対談:厳しい改革の現場でITリーダーはどう動くべきか〜改革リーダーのサバイバル戦略を考える
-【00:01:12】DX推進は、組織負債を抱え込みやすく改革を推進するのが難しい役割だと思うが、実際のところはどうなのか。
-【00:15:09】社内にDXを浸透させるコツは?
-【00:19:13】「言われたことだけをやる」のではなく、「自分の頭で考えること」を思い出してもらうには?
-【00:39:03】DXを推進するのが難しい中、企画推進者はどうすれば生き残っていけるのか。
登壇者プロフィール
レッドジャーニー代表 市谷聡啓氏
大学卒業後、プログラマーとしてキャリアをスタートする。国内大手SIerでのプロジェクトマネジメント、大規模インターネットサービスのプロデューサーやアジャイル開発の実践を経て独立。現在は日本のデジタルトランスフォーメーションを推進するレッドジャーニーの代表として、大企業や国、地方企業のDX支援に取り組む。新規事業の創出や組織変革などに伴走し、ともにつくり、課題を乗り越え続けている。訳書に「リーン開発の現場」、おもな著書に「カイゼン・ジャーニー」「正しいものを正しくつくる」「チーム・ジャーニー」「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」、新著に「デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー」がある。
株式会社 AnityA(アニティア) 代表取締役 中野仁
国内・外資ベンダーのエンジニアを経て事業会社の情報システム部門へ転職。メーカー、Webサービス企業でシステム部門の立ち上げやシステム刷新に関わる。2015年から海外を含む基幹システムを刷新する「5並列プロジェクト」を率い、1年半でシステム基盤をシンプルに構築し直すプロジェクトを敢行した。2019年10月からラクスルに移籍。また、2018年にはITコンサル会社AnityAを立ち上げ、代表取締役としてシステム企画、導入についてのコンサルティングを中心に活動している。システムに限らない企業の本質的な変化を実現することが信条。