原則8:データマネジメント活動もサービスとして考える


※本記事は、小川康二氏・伊藤洋一氏の著書「DXを成功に導くデータマネジメント データ資産価値向上と問題解決のための実務プロセス75」(翔泳社刊)の一部を編集し、転載しています。

ビジネスサイドに良質なデータを提供するのがサービス

 すべての企業がサービスプロバイダーの方向に進むということは、企業に所属するすべての構成員がサービス指向になるということです。顧客のタッチポイントを考える営業やマーケティングだけでなく、企業内のやり取りもすべてサービスとして捉えます。

 データマネジメントは、2.2(RULE07)でも述べた通り、ビジネスサイドでビジネス施策を仮説構築できるように、必要なデータをスピーディーに提供することがサービスとして求められます。

データ提供のサービスを考える視点

 次の4つの問いに答えられるようにしましょう。

・ビジネスサイドが解決したい課題は何か?
・課題解決に必要なデータは何か?
・課題解決に必要なデータをどのように提供するのか?
・ビジネスサイドが気付いていないデータ要件の仮説を考えたか?

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